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■社会人8年目(32歳)・営業部門で働く女性
相談内容:職場の中で、年齢的に管理職と若手社員との間に入って、仕事の調整をしたり、相談を受けたりすることが多い。それが自分のストレスにもなっているし、特に部下との関係が上手くいっていない。どうしたらよいか?
□初回カウンセリング
まず、現在の状況を整理。今までの仕事の変遷や、成果について話してもらう。
⇒仕事で高い成果を出していたこのクライアントは頼られる事が多く気が付いたら、仕事の量・質共に、自分の時間や睡眠時間を相当時間削っていて、余裕がなくなっていた。
⇒自身の入社〜5・6年目位までの仕事の仕方などを聞きながら、いつぐらいから違和感を感じ始めていたか?を話し合う
⇒自分の仕事の達成感をどんな時に感じるか?や業務特性などを確認
*上記のカウンセリングを通して、入社からこの8年間の仕事や働き方を自らの口で話していただいた
結果、自分がどうやって今のこの場に至っているか?を少し整理できた様子
相談の結果、自身のコミュニケーションの取り方の特性や仕事の価値観といったものを明確にして、現在の状況を乗り越えたいという希望を持った
次回以降、アセスメントを交えながら実施していくことを確認して、カウンセリング終了。
□セッション−2
前回のカウンセリングを振り返り、その後の気持ちの変化などを話し合った後、実施するアセスメントの目的や特性を説明。
まずは、自身のコミュニケーション特性を測ってみる。
⇒出た結果に対して、違和感がないか?を確認
⇒どうしてそのような結果になったのか?あてはまる場面や経験したことはなかったか?を思い出しながら、話し合いをする。
*自身の特性を改めて確認し、現在の職場でおきている状況を重ね合わせてみて自分の特性と合っているいるのか?それとも無理して違うことをしようとしているのか?または、立場的に今までのコミュニケーション特性とは違ったことを求められているので、変える必要があるのか?を自身でよく考えていただく材料とした。
□セッション−3
前回のセッションの振り返りと、求められるコミュニケーションにどう応えるのか?を自身はどう感じ
たのか?をヒアリング。
⇒多少、いままでとは変える必要があるものの、根本からは変えたくない。変えられない。
⇒自分の仕事に対する価値観を確認してみる。
⇒カードによるアクティビティを行い、価値観の傾向を知る
⇒出た結果に対して、違和感がないか?を確認。
⇒その価値観は、今の仕事においてはどんな場面で感じることができるか?等を話し合い。
*自身の価値観を改めて確認し、現在の状況と合わせたことで、悩んでいた事の全体像がはっきりとしてきた。次回を最後のセッションとして、会社が求めること/コミュニケーション特性/価値観の3つを整理して出来ている事と課題を顕在化させていくこととしてこのセッションを終えた。
□セッション−4
前回のセッションの振り返りとその後の職場の状況のヒアリングをしてスタート
⇒会社が求めること
⇒自身のコミュニケーション特性
⇒自身の価値観
これを文言として書き出し、図式化。共通項を括ったり、関係しそうな項目をまとめたりしていって、
出来ている事とこれから取り組む事と課題を明確にした。
出来ている事もあると言う事がはっきりして、自信を持ったということと、課題については上司や部下とも共有し、解消していくという前向きな意思決定をされ、セッションを終了。